知る人ぞしる料理研究家「辰巳 芳子」さんがNHKで紹介したのがきっかけで有名になった、「玄米スープ(命のスープ)」。
甘酒が「飲む点滴」とよばれていますが、玄米スープもまさに「飲む点滴」。栄養タップり滋養強壮スープです。夏バテにもおすすめ!作る過程においても、ゆっくり時間をかけて作ることにより滋味あふれる手間のかかった一品となります。
玄米を炒るのがすこし面倒ですが、炒った玄米を一度に沢山作ってストックしておくと簡単につくれます。
玄米スープの効果と、辰巳芳子さんのレシピより時短にしたレシピをまとめて紹介します。
玄米スープに期待できる効果など
デトックス効果
玄米に含まれる不溶性食物繊維が便秘にも効果的。体内の不要な物を排出してくれます。
脂肪減少
玄米に含まれるイノシトールが血管や肝臓の脂肪やコレステロールの流れも良くするので生活習慣病、動脈硬化などの予防にもなる。
脳神経への影響、認知症予防、毛髪を健康にする効果
イノシトールは、神経の伝達や脳の活動を正常に保つ効果があるとされているので、認知症や又、うつ病にも効果があるという研究もあります。また毛髪と脳神経の密接な関係により、白髪や抜け毛予防にも。
アンチエイジング
ビタミンEがたくさん含まれているので、玄米食、玄米スープは30代40代の女性にうれしい美容効果がたくさん期待できます。
普段の生活に玄米スープを習慣にするとによって、美容や健康の助けとなります。
レシピ
玄米スープ(命のスープ)は、まずは「炒り玄米」をつくったのち、スープを作ります。
材料
玄米:2合~ 無農薬の物が望ましい
(多めにつくってストックしておくと便利)
玄米を水で軽く洗い、水気を切っておく(半日くらい水切りしたほうがいいですがすぐに使っても大丈夫です) | |
土鍋、フライパン、琺瑯鍋など油気のないものにいれ、ゴマを煎るようにゆっくり煎る。 今回私が使ったのは「焙烙(ほうろく)」。江戸時代から使われている「土鍋」の一種で、ごまやお茶などを煎るための調理道具です。 |
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弱火でじっくり炒る | |
炒る前の玄米 | |
ぷちぷちとはじける音がします。 香ばしい良い香りがして、焦げ茶色になったらできあがり!冷まして保存瓶で保存。 |
炒り玄米ができたところで次は玄米スープにとりかかります。
玄米スープのレシピ
材料
炒った玄米50~80グラム
水 1リットル
梅干し大1
昆布 10㎝くらい
天日塩 少々
鍋やポットに上の材料をいれて、だしをとるようにゆっくり火にかける 30分程ふつふつと煮出す。 |
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玄米を食べてみて、玄米の味がスープにとけだし、味がぬけていたら出来上がり。濾してスープをいただきます。 |
濾して温かいまま飲んでも、冷たくして飲んでも美味しいです。濾した玄米は冷蔵庫に保存して早めに食べきる(あまりおいしい物ではないですが……)
「玄米スープ(命のスープ)味の感想&作った感想」
スープといっても、玄米茶をとってもとっても上品にした味わい。
暑い夏の弱った体にのむと、じんわりと身体に染み渡る感じで、炒った玄米の香ばしい香りと、梅のほんのりした酸味と塩味でほっとします。
炒り玄米を作るのに少し根気が必要ですが、たっぷりつくって保存しておけば「玄米スープ」をつくるのはそれほど大変ではないです。せっかくつくるなら、こだわった材料でつくるのがおすすめです!
こだわってつくるならこんな材料がおすすめ!
玄米は是非無農薬栽培のものを!
加熱していない完全天日塩。ミネラル豊富です!
無農薬 無化学肥料 天日干しの梅干し
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