玄米で発芽率100%のものってあるの? 発芽する玄米の選び方

玄米・穀物

スーパーのお米売り場でみかける「発芽玄米」。「発芽玄米」と書いてあるだけで、「なんだか体によさそう」と思ってしまいますよね。

 

でも、「発芽玄米」のまま売っているということは、人工的に発芽させ、発芽をとめて乾燥させているということになるので、ふと疑問を抱く人もいると思います。いわゆる「加工食品」なので、美味しくて健康的、そして経済的な物をめざすのであれば、自分で発芽させたほうがいいです

 

発芽玄米にする理由は、栄養価と、ふっくら柔らかく炊き上げる事

 

初めて発芽玄米をつくるのにあたり、調べてみると「発芽しない玄米」もある事がわかりました。せっかく時間をかけて発芽させる玄米。芽がでないとはとっても残念です。100%発芽する玄米があるのかどうか。どんな玄米がいいのか?しらべてみました。

発芽玄米とは?

「発芽玄米」は、玄米を浸水させて発芽状態にしたもの。栄養価を上げる事と、ふっくら美味しく柔らかく炊き上げるために「発芽玄米」にして炊きあげます

一部では、玄米を食べるリスクを回避する手段でもあります。

どうして発芽しないのか

玄米を発芽させる方法を調べていると「発芽しなかった」という記事を沢山みますがどうして発芽しないのでしょうか?

発芽させる温度や環境に問題がある場合

玄米が発芽しないのは、発芽させる際の環境(水の温度や、時間等)による原因があります。ポイントとしては以下があります。

発芽させる温度

玄米を発芽させるには、最高温度は42度、最低温度は10度。それを過ぎると発芽しないといわれています。

浸水時間が足りない

色々しらべてみると、大体の人は「2日くらいで発芽する」という意見が多いです。一方「冬は夏よりも時間がかかる」という意見もあります。
保温器に入れて発芽させたところ、夏も冬も関係ないとおもっていたけれど、冬の方が時間がかかったという方もいます。玄米の膨らみ加減をみながら浸水時間の調整が必要です。

酸素がない?(ある程度空気に触れさせる環境)

発芽させるには「酸素」が必要ですので、ぴっちり密閉させていまうと、発芽しない場合もあるようです。

発芽させるのに必要なのは、適切な温度の水と酸素、あとはただ待つだけ。いたって簡単な事が大事なようです。

玄米が育った環境に問題がある場合

発芽させる環境が整っているのに、発芽しなかった場合は、玄米そのものに原因があると考えられます。その一つに、玄米を乾燥させる方法が、今と昔で大きくかわってしまった事があげられます。

秋に実ったお米を収穫して「天日干し」したのは昔の事で、現在は、多くの農家さんは、そういった手間のかかる方法を省き、収穫したお米を機械で乾燥させるのが主流となっています。

機械乾燥でも「低温乾燥」という方法があるので、そういった玄米はきちんと発芽する物もあります。玄米を購入する際に、「乾燥方法」について確認してみてください

100%発芽する玄米はあるのか?

100%発芽する玄米は、正直発芽させてみないとわかりません。だからといって、玄米を発芽させることをあきらめてしまうのはとても残念です。

まずは口コミや、生産者のコメントを参考にして玄米を購入する事をおすすめします。

 

ネットショップの口コミに「発芽玄米用に購入しました」「発芽しました」と記載してあったり、生産者が「発芽します」とうたっている商品がありますので探してみてください。

また、玄米を発芽させるのは栄養価と、ふっくら美味しく炊くことが理由ですので、発芽しない玄米が悪い物というわけではありません

発芽率が高いおすすめの玄米

発芽玄米をつくるのにおすすめの玄米をいくつか紹介します。

生産者の自社サイトには発芽玄米の作り方の説明も記載あり!

発芽玄米にして食べた口コミもあります

 

まとめ

発芽玄米をつくるにあたり、100%発芽する玄米があるか調べてみましたが、そういった玄米は正直発芽させてみないとわからない結果となりましたが、発芽玄米をつくるにあたり、いくつか注意する点がみつかりました。

  • 玄米の乾燥方法について確認し「天日干し」や「低温乾燥」を選ぶ
  • 口コミ「発芽しました」等の記載がされている玄米を選ぶ
  • 生産者が「発芽します」とうたっている玄米を選ぶ
  • せっかく手間暇かけて発芽させるなら「無農薬」「自然農栽培」の玄米を選ぶ
  • 水と酸素とあとは浸水時間をまつのみ
  • 発芽しないからといって、毒があるわけではない

玄米選びや、発芽させる事等色々考えるの面倒になってしまった方には、「発芽もしているし」、「発酵もしているし」、良いとこどりのこんなお酒もあります!

最後に。あふれる情報のなかに身を置いていると何がいいのか、悪いのか?わからなくなる時がありますよね?でも、何百年もの間、玄米や雑穀を主食にしてた日本人の歴史をひも解くと腑に落ちる事もあります。また食品を選ぶにあたりこんな風に考えてみてもいいのでは?と思います。

  • 昔の人はどのようにしていたか?
  • 昔から食べられていたものか?日本人の風土にあっているのか?
  • 自然の摂理に基づいているものか?

食への考え方が迷ったときに私はこんな本を読んでいます。玄米の事も書いてありますので参考までに。


また、食養生のバイブル本 食養生の原点を知るのにおすすめです。
(食養生=何をどのようにするのが健康維持のために良いか)

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