甘酒で風邪対策!予防に効く飲み方や薬と一緒に飲むときの注意点

発酵食品

「点滴をうってもらうと風邪が早く治る」なんて聞いたことがありませんか?

飲む点滴といわれる甘酒も、風邪になったときや、風邪の予防に効くと言われいます。

 

「なぜ風邪に効くの?」「薬と一緒に飲んでも大丈夫?」「風邪の予防に効果がある飲み方は?」などを調べてみました。

甘酒が風邪に効くのはなぜ?

風邪を治すには栄養水分睡眠が大事といわれています。

 

風邪をひいたときにうつ点滴は、栄養や水分補給のため。風邪を治す薬がはいっているわけではないんですね。

栄養補給の点滴と同じような成分で構成されているのが、米麹甘酒。甘酒が「飲む点滴」なんていわれているのは、このためですね。

 

 

栄養をとらないといけないと分かっていても、風邪をひいているときは、お粥であっても食べるのが辛いときがありますよね。

 

米麹甘酒は、おかゆにしたお米に米麹をまぜて、10~12時間程度かけて発酵させてつくります。おかゆを飲みやすいドリンク状態にしたものともいえますね。

 

米麹甘酒には、すぐにエネルギー源となるブドウ糖や、体内では作れず食事からとる必要があるとされている必須アミノ酸やビタミンB群、風邪の時に不足しがちといわれるミネラルが含まれています。飲み物なので水分もとれます。

米麹甘酒は風邪を治すのに大事と言われている、ブドウ糖や必須アミノ酸、ビタミンB群などの栄養水分を同時にとれるんです。

 

点滴で栄養や水分補給をする必要があるのは、飲んだり食べたりできないほど風邪がひどい人。

お水が飲めるなら、わざわざ病院にいって点滴をする必要はないそうです。家で安静にして甘酒を飲んだほうが、治りが早そうじゃないですか?

 

Q 「風邪は点滴してもらえば良くなる」って本当?
A 風邪で受診した際、点滴をすることがありますね。そもそも風邪の原因であるウイルスを倒す薬はないので、飲んだり食べたりできないほど具合の悪い時は”栄養や水分を補うこと”を目的に点滴をしています。どんな病気でも「点滴をすれば改善する」というわけではないのです。
引用元:全日本民医連 – くすりの話 飲み薬と点滴

甘酒を風邪薬と一緒に飲んでも大丈夫?

風邪薬を飲むときに気になるのが、甘酒に入っているアルコール。一緒に飲んでも大丈夫か気になりますよね。

 

米麹甘酒は、米と米麹からつくるのでアルコールは含まれていません。風邪薬と一緒に飲んでも大丈夫です。

 

注意したいのは酒粕甘酒。酒粕を使っているのでアルコールが含まれています。ソフトドリンクとして売られていても、1%未満ですがアルコールが含まれています。

※アルコールは薬の効きに影響が出ることがあります。薬を飲むときは、微量でもアルコールはとらないほうがいいでしょう。

俗にアルコールを飲用していると「麻酔がかかりにくい」とか「薬物の効きが悪い」とかいわれています。また逆に感冒剤の服用は薬が効きすぎることが報告されています。
アルコールの摂取によって作業が増強または減弱したり、予期せぬ副作用が現れるため薬物を服用する際には、アルコール類は避けてください。
引用元:慶應義塾大学病院 – アルコール|お薬の注意事項

 

風邪薬を飲むときは、アルコールが含まれない米麹甘酒を選ぶようにしましょう。原材料に酒粕と書かれていなければ大丈夫です。

 

甘酒は風邪予防にも効果がある?

甘酒で疲労回復

風邪は、体が疲れて弱っているときにかかりやすいですよね。

 

甘酒には、疲労回復に欠かせない栄養素といわれるビタミンB群や、元気になるためのエネルギー源となるブドウ糖が豊富に含まれています。

 

日々の疲れをしっかりとり、元気な体を維持しましょう。

甘酒で免疫力アップ

甘酒には、免疫力アップの効果も期待できます。

 

甘酒に豊富に含まれるオリゴ糖は、大腸で善玉菌のエサとなり、腸内の善玉菌が増えて、腸内環境をよくすると言われています。腸内環境が整っている(善玉菌が悪玉菌より多い)と、免疫力もアップすることが最近の研究で分かってきています。

 

NHKスペシャル「人体」や「腸内フローラ 解明!驚異の細菌パワー」でも紹介されたので、知っている方も多いかもしれません。

参考万病撃退!”腸”が免疫の鍵だった
参考腸内フローラ 解明!驚異の細菌パワー

 

免疫力がアップすれば、風邪やインフルエンザなどにもかかりにくくなりますね。

風邪予防に効く甘酒の飲み方は?

 

風邪予防のために甘酒を飲むなら、風邪が流行る時期の少し前から1日1本毎日とるのがいいでしょう。

 

甘酒を飲んだからといって、次の日すぐに腸内環境が良くなるとは限りません。腸内環境は人それぞれなので、3日程度で効果を感じる人もいれば、2週間くらい毎日とって効果を感じる人もいます。

 

腸内環境を早く整えたいからと、1日に何本も甘酒を飲むのは危険です。甘酒は100g(約100ml)当たりカロリーが81kcal(お茶碗半分のごはんと同じくらいのカロリー)あり、1日に何本も飲み続けると太ってしまう可能性があります。

 

また、少し効果を感じられたからと甘酒を飲むのをやめてしまうと、善玉菌のエサとなるオリゴ糖が減り、せっかく増えた善玉菌も減ってしまいかねません。

 

風邪が流行る前から風邪の流行が終わるまで、毎日1日1本甘酒を飲むことで、腸内環境を整えて免疫力をアップさせましょう。

 

冬の寒い時期は温めて飲むのもいいですね。温めるときは沸騰させず人肌程度にすると、甘酒の成分が損なわれないようです。

まとめ

飲む点滴と呼ばれる米麹甘酒は、米と米麹からつくられています。

甘酒は、風邪を治すために大事といわれている栄養と水分がとれます。風邪がひどくてお粥を食べるのすら辛いときでも、飲み物ならとりやすいでしょう。

 

米麹甘酒は、アルコールが含まれていないので、風邪薬と一緒にとっても問題ありません。
原材料に酒粕とかかれている甘酒は、微量(1%未満)にアルコールが含まれているので、薬と一緒に飲まないように注意してください。

 

そもそも、風邪にならないための予防に力をいれたいですよね。

甘酒には疲労回復効果や、腸内環境を整えることによる免疫力アップ効果が期待できます。風邪が流行る前から、1日1本甘酒をのんで免疫力をアップさせておきましょう。

 

例えば、千葉県香取郡の神崎町の保育園では、子供たちに地元酒造の寺田本家が作っている『マイグルト』という甘酒を飲ませていて、寒い冬でも元気いっぱいですごしているそうです。

「マイグルト」は、普通の甘酒よりも発酵期間を長くとり、麹菌や乳酸菌が豊富に含まれた米麹甘酒です。甘酒や麹の原料となるお米は、契約農家などで無農薬栽培されたものを使っています。風邪やインフルエンザ対策としてテレビでとりあげられ、人気がでました。

 

自分好みの甘さに調整したり、生姜をいれるなどアレンジして飲みたい方には、濃縮タイプの『飛騨天領酒造 造り酒屋の「甘酒のもと」』がおすすめです。
高価なため通常は使われることが少ないという糖度の高いお米(酒造好適米)を原料に使っているので、穀物の自然な甘さがしっかりある米麹甘酒です。

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