こんにちは。自称ゆるナチュラリストマコです。
今日は、ナチュラリストを目指すならば是非しっておいてもらいたい「自然酒五人娘を醸す蔵、寺田本家さん」の紹介です。
こんにちは。美魔女めざしているOL愛子です。
ナチュラリスト必見の日本酒蔵さんなんですね!それは興味津々です!「五人娘」なんて、なんてチャーミングな名前!
千葉県にある酒蔵さんで、「五人娘」の誕生により倒産寸前から復活を果たし、100年に一度の大景気が来た酒蔵さんなんです。
最近日本酒もブームのようですが、千葉県にも酒蔵さんがあるなんて知らなかったです。
先代の考えた「発酵経営」が、ナチュラリスト、マクロビ、自然派の人たちから支持をうけ、いまでは世界のレストランで使われるようなお酒もつくっています。
先代には直接お会いしたこともありますが、おっかけみたいなマクロビ??マダム達に囲まれていて少しひきましたが。本人は飄々としていて、とてもユニークなお方でした。
「発酵経営!?」はじめてききました。ちょっと難しそうですが、身体によさそうな事きっと満載ですね!楽しみです!
「発酵道」蔵元想いを知ると飲みたくなる酒、ナチュラリストに人気な理由
酒造りをかえた、寺田本家23代蔵主故寺田啓佐さんとは?
1674年創業の寺田本家。調べきれないほど前から跡取りが生まれない代々女系の蔵元。親と寺田本家さんとの昔からのご縁で、創業約300年の頃、23歳の時に決められた許嫁と若干25歳で婿入り。お酒は生まれつきのめず、もちろん酒造りなどもさっぱりわからず。持っていたのは実業家の親元で学んだ営業力、「お酒のことはわからなくても商売はわかるし、会社は利益を追求」という変な自信とそして、根っからのんきな性格。
蔵主となり、歴史を受け継いで行くという事の重大さに本当に気が付いたのは、会社も身体も腐ってしまった35歳の時。そしてそれが、寺田本家300年の歴史のなかでの大きな転機となったのです。
許嫁と結婚なんて!時代を感じますね☆彡しかもお酒飲めないのに蔵主だなんて!奥様の事大好きだったのかなぁ~。でもそれが蔵にとっては結果よかったのかもしれないですね。
毎日とんかつ食べて入院。そこからみえた「発酵道」
どうしたら勝ち組に?どうしたら成功できるのか?利益追求のためどうしたら?そんな事ばかりに支配されながら、一番安価な米をみつけては、醸造アルコールや添加物をつかっての生産量を増やすための酒造り。そして合理化をはかり新しい生産方法を導入したりと奮闘したものの、日本酒はちょうど低迷期に。倒産寸前、ストレスで自身も腸が腐ってしまい、とうとうダウンして入院してしまいます。
病床で眠れない日々が続いたなか、「発酵すると腐らない」という事実にふと気がつき、その後の方向性の糸口をみつけます。先人の知恵の賜物、酒や味噌や醤油。発酵しているものは腐らない。例えば、生の野菜もぬか漬けにすると発酵して腐らないという「発酵の世界」に再び注目し根底から考えをかえます。
発酵の世界は、微生物たちが各々の役割を心得、自分の出番がやってきて役割をはたし、次の微生物にバトンタッチしてゆく。色々な役割をもった微生物たちが分かち合い、共生共存する世界。それが心地よい微生物たち。
人間社会に置き換えても同じで、各々が得意とする楽しいと思える役割をわかちあいながらできる世界。そこに人々は引き寄せられます。
寺田さんは、「発酵」はどういう事であるかをとことん追い求め、その後の酒造りの人生を全うすることになります。また自信で「発酵道」という書籍も出版されています。
人生には、酒造りと同様に、「発酵」と「腐敗」のどちらかが用意されている。酒造りでは、人工的なアルコールを入れたりや行き過ぎた殺菌をしてしまえば、美味しくなく体にも良くない酒ができる。しかし、発酵の過程で微生物達の営みを無理せず自然のままに最適にする手助けをしてやると、美味しくて体に良い酒ができる。人の生き方においても、自分だけが勝ち残ろうとして欲張ったり、不平不満ばかり云っていると「腐敗」の道につながり、共生して自らが提供し、喜び感謝していくことができれば「発酵」の道につながる。「うれしき」「楽しき」「ありがたき」
引用元:「発酵道」寺田啓佐著
とんかつが大好きで、毎日食べる程の肉食系の寺田さんでしたが、病気を機にはじめた玄米菜食生活にてすっかり元気となり、その後はマクロビについても勉強し、食生活も改める事になりました。そういった人たちとのご縁もかなり広まったようです。
「人間は8本に1本が犬歯なので、とんかつは一週間に1回くらいがちょうどいいですね」というジョークを言っていましたが、無理せず心地よいと感じる事をつづける。自然の流れに従う。そんな考え方に共感する、主にナチュラリストと呼ばれる人達が寺田本家の新しいファンとしてすこしづつ増えて行きました。
「発酵道」とは、微生物がおしえてくれた世界なんですね。書籍をてにとってみようかな~。でもちょっと難しそう。しかし、、、とんかつは一週間に1回くらいがいいという偏りすぎない考えは共感できます(笑)
自然酒を醸す日本酒蔵へ
寺田さんは病をきっかけに、「酒は百薬の長」であるという昔からの言い伝えに沿った人が喜ぶ本物の酒づくり。自然の摂理に基づき醸す酒造り、無農薬のお米で無添加でつくる酒づくに取り組むことを決心しました。
自然酒て?
自然酒とは、言葉のイメージ通り、ナチュラルにつくっているお酒のことですが、酒税法における酒の分類上、「自然酒」という酒類区分があるわけではありません。国内産の、自然栽培米(無農薬 無化学肥料 )、の酒造好適米を使用し醸造過程において一切添加物をしていない純米酒の事を一般的にはいっています。
そしてなんと、「自然酒」は福島県にある仁井田本家さんという酒蔵の登録商標なので、ほかの酒蔵さんが 自然酒○〇と表記する事はできないはずなのですが、太っ腹の仁井田本家さんは、自然酒の条件を満たしてくれるならと使用を許可しているんです。
へぇ~~!志の高い酒蔵さんは懐もひろいですね💛
酒蔵を救った自然酒五人娘の誕生
全量無農薬米の酒造り
五人娘が誕生したのは昭和63年。その頃は、まだまだ無農薬でお米をつくる生産者も少なく、お米探しからも苦労したそうです。製造法も添加物でつくる「速醸(そくじょう)」から、昔ながらの酒造り「山廃(やまはい)」にチャレンジ。偽物の酒造の歴史がながすぎて、試行錯誤の取り組みでしたが、出来上がったお酒は、それまでのべたついたあまったるいお酒とはちがい、お米の甘味と奥行きのあるお酒が出来上がりました。人生をかけてつくったお酒「五人娘」の誕生です。
発酵と醸造の専門家株式会社片山との出会い
せっかくできた無農薬無添加の日本酒でしたが、なかなかそういった自然派のお酒を受け入れてくれる人も少なく、当初は全く売れませんでした。それでも五人娘にかける思いが強く、「きっとこのお酒を受け入れてくれる人がいるはず」と信じて奔走していたところ、雑誌で発酵と醸造の専門家株式会社片山の片山雄介氏の記事と出会います。
片山さんは、酒や調味料の醸造品の卸販売だけではなく、「本当の発酵と醸造を展開していこう」といった啓蒙活動をしている志の高い酒屋さんでした。
片山さんとの出会いで、そこから今までとは違う、自然食品店への販路が広がり、人生をかけてつくった「五人娘」は寺田本家を救うほどの看板商品へとなっていきました。
想いの強い志の高い人同士がつながって、五人娘も世にひろまってよかった~💛
寺田本家のある場所
発酵の里千葉県神崎市
寺田本家のある場所千葉県神崎市(こうざきし)は、利根川の水の恵みがあり、肥沃な大地によって米や大豆が育つ穀倉地帯だったので、昔は酒蔵をはじめ、味噌や醤油の蔵が立ち並ぶ醸造の町として栄えた場所でした。
現在は酒蔵は2つ(「鍋店(なべだな)」と「寺田本家」)だけですが、別々に行っていた 蔵祭を2009年から共同で開催する事になり、「酒蔵まつり」を通じて「発酵の里」としての認知がどんどんたかまり、今では県内で最も人口の少ない千葉県で一番小さな町に、五万人の人があつまる人気のお祭りとなりました。
お酒の飲めない人も楽しめる発酵祭り
毎年3月第二日曜日開催される「こうざき酒蔵まつり」。臨時列車や、東京駅から直通バスもでる人気のお祭りです。
各酒蔵で見学会や日本酒の無料試飲のほか、トークショウやライブの開催、また沿道には、こだわった作り手の、天然酵母パンや、無農薬野菜の販売、ハンドメイド雑貨店など200近い店舗が参加しています。
お酒を飲めない方でも十分にたのしめるお祭りですので是非足を運んでみてください。ナチュラルライフのヒントにきっとなります♪
世の中発酵ブームですからたくさん人があつまりそうですね!試飲もできるし是非いってみたいです! ツアー組んでほしいなぁ~。
寺田本家の人気商品
次から次へと話題のお酒をつくる寺田本家さんのお酒。色々ありますが代表的な商品を紹介します。
五人娘
蔵を救った酒。「発酵道」を読んでからのむと、味わいもまかわってきますので、本もあわせてぜひ!
発芽玄米酒むすひ
まさか玄米でお酒を?こころしてめしあがってください。
植物性乳酸菌飲料マイグルト(麹甘酒)
一般的な甘酒とはちがい、ちょっと酸味があってさわやかな甘酒。乳酸菌もたっぷりはいっていて、美容と健康の助けになります。
パンの発酵種、チーズの代わりに使える酒粕類
寺田本家の酒粕は、通常の純米酒の酒粕もありますが「醍醐のしずく酒粕」や「発芽玄米酒粕にぎり酒」はほかの酒蔵にはない酒粕です。パン作りやお菓子作りに、チーズのかわりにと色々楽しめます。
コメント